牧場の一日
牧場の朝は早くから始まります。
夏でも冬の暗くて寒い日でも朝4時半には準備を始めています。
酪農の仕事の基本は、毎日の搾乳と牛の世話です。「搾乳」、「牛舎の清掃」、「給餌」、「仔牛の哺乳・育成」を毎日行います。
動物相手の酪農ですので、季節、天候に関係なく365日仕事を行う必要があります。
休日などはシフト制の勤務により交代で撮っています。
4時半 清掃
牛たちがストレスなく健康に過ごすことができる環境を作ってあげることが大切です。
そのため、毎日の牛舎の清掃を念入りに行っています。
給餌
良質な乳をたくさん出してもらうため、毎日の給餌(餌やり)も重要な仕事です。
給餌をしながら、牛1頭1棟の様子をしっかり見て健康管理も行います。
仔牛の哺乳・育成
仔牛は病原体から自分を守る抗体を持たずに生まれてきます。
抗体は母牛の初乳に含まれていて、これを飲むことで免疫を獲得します。健康な成牛に育ってもらう為に母牛の授乳を終えた仔牛に哺乳を行います。
5時半 搾乳
ミルカーによって搾乳を行います。
ここでも牛1頭1頭の健康状態をしっかり観察しながら作業を行います。
清掃・片付け
給餌・哺乳・搾乳の作業で使った器具・機会をキレイに洗浄・除菌し、次の作業に備えます。この仕事が終わったら、朝の仕事は一旦終了です。夕方の仕事開始までは中休みとなります。
15時頃 夕方の仕事開始
午後3時ごろから、夕方の仕事を開始します。
朝行った仕事と同じ内容になります。この作業が終わったら本日の業務は完了です。
ただ、牛も生き物ですので、調子が悪かったり、病気になったり、お産があったり、その時々で世話をすることも必要になります。そのような対応も含めて私たちの仕事は愛情とヤリガイをもって行っているのです。